運用・保守の案件に参画し始めてLinuxコマンドを使う機会が増えた。
現場でよく使うものをケース別で自分用にまとめたので読者の方にもシェアしようと思う。
今後この記事は自分用に随時更新していこうと思う。
Logの調査
tailコマンド(Logをリアルタイムで確認したい)
不具合が起きた際やサーバーがうまく動いているのか確認する場合Logを見ることがよくある。
そんな時に便利なのがtailコマンド。
よく使うオプションが-f。
更新があるたびに新しい行を表示してくれるのでログファイルの関しなどにぴったりです。
例:/usr/local/sample/log.txt の末尾数行を表示したい場合
#ファイルの末尾数行を追跡し、更新があれば新しい行を表示する
tail -f /usr/local/sample/log.txt
一応-nオプションを追加すれば表示する行数を指定できる(ぶっちゃけ使わないけど)
#ファイルの末尾20行を追跡し、更新があれば表示し続ける
tail -n 20 -f /usr/local/sample/log.txt
ディレクトリの移動
cdコマンド(ディクトリの移動がしたい)
ディレクトリの移動をしたい場合に使うコマンド。
おそらく一番使用頻度が多い。
使い方はシンプルで
cd 移動先のディレクトリ
で使うことができる。
例:現在のディレクトリから見て、/usr/localディレクトリに移動したい
#usr/localディレクトリ
cd usr/local/
ひとつ上のディクレトリ(親ディレクトリ)に移動したい場合は../で移動できる。
#ひとつ上のディレクトリに移動する
cd ../
他には直前にいたディレクトリ(移動前のディレクトリ)に移動などもできる。
間違えてディレクトリの移動をしてしまった場合に使える。
#直前の作業ディレクトリへ移動
cd -
ディレクトリの確認
lsコマンド(ディレクトリの中身を知りたい)
ディレクトリの移動をしたらおまじないのように使ってしまうlsコマンド。
そのまま使うと現在のディレクトリの中身(子ディレクトリやファイルなど)を見ることができる。
例:ディレクトリの中身を表示
#現在のディレクトリの中身を表示
ls
オプションは以下のものがある
・-a:隠しファイルも表示
・-l:詳細情報(タイムスタンプとか権限)も表示
・-t:タイムスタンプ順で表示
例:隠しファイル、詳細情報も含めてタイムスタンプ順で表示
#現在のディレクトリの中身を隠しファイル、詳細情報含めタイムスタンプ順で表示
ls -alt
-lオプションはファイルが作られた日付などを調べたい時によく使うので調査とかでよく使う。
覚えておいて損はない。
pwdコマンド(現在のディレクトリが知りたい)
頻繁にディレクトリ移動していると今いるディレクトリってどこだっけ?となることがある。
そんなときに使ってほしいのがpwdコマンド。
現在のディレクトリのパスを絶対パスで表示してくれる。
由来はprint working directory。
特にオプションは使わずそのまま使う。
#現在のディレクトリの絶対パスを表示
pwd
ディレクトリ・ファイルの操作
mkdirコマンド(ディレクトリの作成がしたい)
ディレクトリの作成をすることができる。
オプション無しで実行すると現在いるディレクトリに指定した名前でディレクトリが作られる。
例:「sample」という名前のディレクトリを現在の作業ディレクトリに作成する
#現在の作業ディレクトリに「sample」ディレクトリを作成
mkdir sample
パスを指定すれば現在のディレクトリ以外にも作成できる。
例:sample配下に「hoge」というディレクトリを作成する
#sample配下にhogeというディレクトリを作成
mkdir sample/hoge
よくつかうオプションに-pというものがある。
これはディレクトリを作成する場合、親ディレクトリが存在しない場合まとめて作成するオプションでよく使う。
例:「/sample/hoge」ディレクトリを作成したいが、sampleディレクトリがまだ存在しない場合
#現在のディレクトリから見てsample/hogeディレクトリを作成する(sampleディレクトリがまだ存在しない場合)
mkdir -p sample/hoge
cpコマンド(ファイルをコピーしたい)
ファイルやディレクトリをコピーすることができる
パスを指定すれば別のディレクトリのファイルもコピーできる。
例:現在のディレクトリのfile1をdir1配下にコピーする
#file1をdir1配下にコピー
cp file1 dir1
名前を指定すれば名前を変えてコピーをすることもできる。
バックアップを作る際によく使う
例:現在のディレクトリのfile1をfile1.bkという名前をつけて現在のディレクトリにコピー
#file1をfile1.bkという名前をつけてコピー
cp file1 file1.bk
一言
いったん今回はここまで。
現場でよく使うものは随時追加していきます。
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